TAKAOKI TAJIMA

田島享央己 /TAKAOKI TAJIMA

 

 

古来より日本は木と共に歩んできたなかで、神仏像も時代と共に様々な表現がされてきた。人の形により近いもの、デフォルメされたものなど、その神仏の納められる場所や信仰によって仏師たちにより作られてきた。
田島は仏師の流れを汲む彫刻家一家の5代目として生まれ、様々な時代の神仏像に触れることのできる環境で育ち、彼にとって多種多様な作品を生み出すことは自然なことであり、一見全く意図が違うように見える等身の女性像と可愛らしい二頭身像は、彼にとってはどちらも目には見えない“存在”を形にしている。
女性像の視線は焦点が不確かでありながらも力強く、普賢菩薩のような慈悲深い存在を、二頭身像は私たち日本人にとってなじみ深い八百万の存在に近しいものを感じることができる。
目には見えない、言葉にはできない、何らかの存在は、時代が移り変わっても普遍的なものであり、この現代社会において忘れずに感じていたいものである。

1973 千葉県出身

2000 愛知県立芸術大学美術学部彫刻科卒業

 

島享央己CV 繁体 簡体