Floating moment

2023/09/01 -2023/10/31

ザ・リッツ・カールトン東京

information

この度、2023年9月1日からザ・リッツ・カールトン東京にて、gallery UG専属アーティスト 野原邦彦の特別展示「Floating moment」を開催します。

野原邦彦は、現代アート作家として木彫制作を軸に立体・平面作品を幅広く展開。近年は 京友禅、漆、箔押しなど日本の伝統工芸の技術も取り入れたコラボレーション作品も発表しています。それらの作品は「日常の中の或るシーンのモンタージュ」をコンセプトとして、一本の木の中から彫りだしてカタチにしてきました。
今特別展示では、ザ・リッツ・カールトン東京のロゴマークにみる王冠と百獣の王ライオ ンからイメージした新作を発表。
さらに、日常を切り取るという制作コンセプトの中から「心地の良い瞬間」を具現化し、 野原スタイルを確立させた代表作「カプチーノ」の大型バージョンを初お披露目します。
またオリジナルサイズの「カプチーノ」全色を 45F ザ・ロビーラウンジの各所に展示、作品が放つ緩やかな癒しをアフタヌーンティーと共に愉しんでいただけます。
建物の入口があるグランドフロアには、日本の伝統的な七宝繋ぎ文様が施された作品「善 哉II」を展示し、 皆様との“縁”を喜び祝いながらお出迎えいたします。
また、限定コラボ商品として、作品をモチーフにしたチョコレート菓子を期間限定で発売。 特別な時間の思い出としてお持ち帰りいただけます。


gallery UG



【アーティストコメント】

『雲』と『水中メガネ』
想像や記憶とはいつでも曖昧なものだ。 また目の前の「現在」も、時間の経過とともに過去となり、記憶となる。 “カタチ”に残したい状況があった時、既にそのもの以外の周辺は曖昧で、明確なかたちは 見えない。
一見かたちがあるように見える雲に実体はない。 いずれ薄れ消えてゆく様子が自分にとってのその曖昧な対象とリンクする。 ぼんやりとしか見えなかった水の中を初めて鮮明に見ることが出来た水中メガネは、経験 や知識などのフィルターを通したもう一つの視点。
つくりたいものは自分にとっての特別な時間。日常で心に残るシーンの切り取り作業。 切り取ったもののモンタージュ。それを一本の木から彫り出す。
ザ・リッツ・カールトン東京のラグジュアリーな空間や高層階から広がる東京の景色に気 分は上がり日常から解き放たれる。
目で見える至福。見えない至福。 この空間と自分の作品の存在によって更なる特別な非日常を感じてもらえたら幸いです。

野原邦彦



会 期:45F ザ・ロビーラウンジ  2023年9月1日(金) – 9月30日(土)
GF グランドフロア   2023年9月1日(金) – 10月31日(火)

Exhibition Information

展覧会名
Floating moment
会期
2023/09/01 -2023/10/31
会場
ザ・リッツ・カールトン東京
アーティスト
野原邦彦

Photo

Artworks


117.5×85×74 cm
樟、アクリル絵具
2020


145.5×71×66 cm
樟、アクリル絵具
2022

カプチーノ 紫苑 Edition18
41×33×22.5 cm
FRP、セン
2021

カプチーノ 青墨 Edition18
41×33×22.5 cm
FRP、メープル
2021

カプチーノ 紅梅 Edition18
41×33×22.5 cm
FRP、山桜
2021

善哉(モニュメント)
200×210×110 cm
ウレタン樹脂
2020

お月見
82.5×34×32.5cm
樟、アクリル絵具、真鍮
2022

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