この度、12月5日(金)から12月20日(土)まで、gallery UG Tennozにて、尾花賢一 個展「Stop for a moment」を開催します。
尾花は1981年群馬県生まれ。2006年に筑波大学芸術研究科油絵専攻を修了し
国内外での個展やアートフェアー、芸術祭での展示を精力的に行っております。
現在、秋田を拠点とし制作を展開しています。
人々の営みや、伝承、土地の風景や歴史等に思いを馳せ、自身の中で構築されたキャラクターや物語をもとに
ドローイング・彫刻を制作しています。
尾花の作品に登場する覆面を被った正体不明の男はヒーローというよりも悪役。
それも本編には大きく関わらないような端役。
彼らは主人公にはなれないけれど、ひとりひとりが淡々と日常を過ごしています。
穏やかに仲間と笑ったり、やりきれない思いに泣いたり、どうしようもない事に怒ったり。
決して語られることはないけれど、きっと彼らなりの小さな幸せと、充実感を持って生きています。
そんな彼らの不器用で愚直な生き方も大きな魅力にあふれています。
今展「Stop for a moment」では、新作とともに過去一度展示された作品も一堂に会して展示いたします。
前述のとおり、尾花の作品はその土地の文脈や歴史を題材とした作品を制作することが多く遮断された空間で再設置することは難しいのではと考えてきました。
以前とは異なる空間での再構成により、新たな物語が生まれることを期待いたします。
是非、ご高覧ください。
gallery UG
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今回のタイトル「Stop for a moment」では新作に加え、過去に発表した作品も入れ会場構成をしています。
これまでは再披露することに躊躇いを感じていたものの、ギャラリーの広くて真っ白な空間を目にした際に
なぜか気持ちが軽くなったことがきっかけになりました。
本展示ではこの数年における自身の作品を俯瞰すると共に、あえて土地や歴史との接続がない空間で
展示をすることでどのような見え方に変わるのか検証してみたいと考えています。
これまでの制作をちょっとだけ一息ついて、新たな展開に繋げていくような展示にしたいと思います。
尾花賢一
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【尾花賢一 | OBANA Kenichi】
1981 群馬県太田市生まれ
2004 筑波大学芸術専門学群洋画専攻 卒業
2006 筑波大学大学院芸術研究科洋画コース 修了
近年の主な展示に「ナウ渋谷」ヒカリエ壁面アートプロジェクト(2025、渋谷ヒカリエ)、
「ゴースト 見えないものが見えるとき」(2025、アーツ前橋)、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2024(2024年、十日町市)、
「国際芸術祭あいち2022」(2022年、常滑市)、「瀬戸内国際芸術祭2022」(2022年、多度津町)、「V O C A2021」上野の森美術館(2021年、東京)など。
また受賞歴として上毛芸術文化賞(2022年)、VOCA賞(2021年)、Tokyo Midtown
Award 優秀賞(2015年)、
LUMIN meets ART AWARD 準グランプリ(2014年)など。